群発頭痛

偏頭痛が女性が多いのに対して、男性に多いのが群発頭痛です。
頭痛が集中的に決まって起きる時期を「群発期」と言います。
その期間に起こる頭痛が「群発発作」と呼ばれます。
群発期以外は頭痛が起こりません。

群発頭痛の特徴は、強烈な痛みにあります。
様々な頭痛の中でも最も痛いと言われています。
片方だけの目の周りや奥に耐えられないほどの痛みを伴うことが多くあります。
睡眠中に頭痛が起こると、飛び起きるほどの痛みがあります。
頭痛以外にも、結膜の充血や目がたれ下がる、涙が出る、鼻水といった症状も出ることがあります。
三叉神経痛や偏頭痛との判別が難しく、正確に診断されるまで何年も要するケースもあるのです。

群発頭痛の原因は、いまはまだはっきりと解明されているわけではありません。
しかし、緊張や不安といった精神的ストレスや過労、睡眠不足、アルコールなどが考えられています。
血管拡張薬が頭痛を誘発することもあります。
偏頭痛とは異なり、遺伝的要素は少ないです。

自分で対処するには限界のある頭痛です。
治療は、酸素吸入法や薬による治療がメインになります。
耐えられないほどの激しい頭痛が周期的に起きる場合は、必ず医師の診察を受けましょう。
自分の群発期のサイクルを知り、医師から薬の処方を受けることで予防することは可能です。
群発期にアルコールを摂取すると、必ずといっていいほど激しい頭痛を引き起こしてしまいます。
群発期には必ず飲酒を控えてください。