緊張型頭痛

首や肩のこりに伴って頭痛が起きるときは、緊張型頭痛が考えられます。
中年期以降の女性に多く、ひとたび痛みが生じるとその痛みは数日間続きます。
偏頭痛ほどの痛みは感じませんが、鈍い痛みと締め付けられているような頭の重さを感じることが多いようです。

ストレスから解放されたときに起きやすい偏頭痛に対して、緊張型頭痛は精神的な緊張や身体的な緊張が複雑に絡み合って起きるのです。
悩みや不安、心配事を抱える期間が長く続くあまり、自律神経がよく働かなくなると、頭痛を生じるケースがあります。
また、合わない枕や、パソコンや携帯電話を長時間使う、無理な姿勢といった、身体的なストレスから生じるケースもあります。

真面目で几帳面な性格の持ち主や、一日中パソコンのモニターを見て仕事をする人などに、緊張型頭痛が多いといわれるのは、こうした所以です。

首や肩こりの症状がある場合は、血流を良くすることで、こりを解消するように心がけましょう。
普段シャワーだけで済ませがちの方は、ゆっくりと湯船につかる、ぬるめのお湯で半身浴をするのも効果的です。
また、ストレッチをする、指圧を受ける、マッサージ、整体に通うといった方法もおすすめです。

継続的に精神的なストレスを抱えている場合は、意識的にリフレッシュを心がけると良いでしょう。
精神的な緊張状態にあると、無意識にうつむく姿勢になりがちです。
うつむく体勢は首や肩に負担がかかります。
意識的にあごを引いて、目線を上げるようにしましょう。